◆NHK64(ロクヨン)ネタバレと感想第3話その1
⇒ 次回その2:伏線と気になる言葉
⇒ その3:娘・あゆみの幻覚
⇒ その4:記者クラブとの攻防
NHK土曜ドラマ「64(ロクヨン)」第3回、
今回はとても人間味溢れるシーンが多く
私にはたまらない内容でした。
特に三上の説得するようなやさしい声、
今までセリフが時に聞きづらいときも
ありましたが、私の中では第3話で帳消しです^^
特に今回の大きいところは、
第2話で松岡参事官が三上に放った言葉、
「本庁から長官がくる理由を考えて見るんだな」
の言葉の意味が明確になったことですね。
こちらでは第3話の各シーン一覧と
私の視点で選んだ今回の見どころ順位を
まずはまとめてみたいと思います。
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ドラマ「64ロクヨン」第3話のシーン一覧
ドラマ「64(ロクヨン)」第3話のシーンは
私が見たところ、
大きく分けて10シーンちょっとありました。
その概略を下記に一旦箇条書きに
まとめて、その後気になるシーンの感想を
書いていきたいと思います。
◆ドラマ「64ロクヨン」第3話:シーン一覧
1.洗面所~広報室:漆原から入電
(冒頭から約7分間)
朝、三上(ピエール瀧)が洗面所で顔を
洗っている。疲労がかなり蓄積している様子。
三上が広報室に入室。
美雲(山本美月)が昨日スナックアミーゴ
で三上の命令に背いたことや暴言を吐いた
ことを謝罪するも謝罪の必要はないと諭される。
蔵前(永岡卓也)が匿名問題の渦中にある
交通事故被害者銘川亮次のレポートを
三上に話している時、漆原(きたろう)から電話。
幸田(萩原聖人)が失踪したらしい。
漆原は三上が幸田に何か吹き込んだせいだと逆上。
漆原は三上に刑事部長とすぐ会えと指示。
三上は刑事部に上がり、
荒木田刑事部長(中原丈雄)と面会する。
2.刑事部長室:長官視察の全貌がわかる
(7分15秒頃~10分45秒頃)
荒木田刑事部長のいる部長室へ三上が入室。
荒木田は三上に「幸田はどこだ」と一喝。
刑事部に戻してやるから刑事部のために
一肌脱げと三上に交渉。三上は断る。
今度は長官ボイコットを実現させろ
と三上に命令。理由を問いただす三上に
荒木田は、刑事部長ポストはキャリアに
押さえられることを三上に話す。
以下は荒木田のセリフのみ
「古巣がどうなってもいいのか」
「本庁に召し上げられるんだ」
「刑事部長のポストをキャリアに奪われる」
「この県警刑事部は、東京の天領になるんだ」
「それを長官は、ロクヨンのテコ入れ策
としてその会見で表明する気だ」
「そのための視察なんだよ」
長官視察の全貌が明らかになる。
3.本部長室:本部長に直談判
(10分45秒頃~15分頃)
赤間部長(平岳大)は急用で東京に出張。
三上は今回の件を中止させるべく、本部長
(古今亭菊之丞)への直談判を決意。
二渡が階下からその様子を眺めている。
三上は本部長に、長官視察会見の際に
D県警の刑事部長を本庁の資格者に変える
ことは刑事部では周知の事実であり、
その為に刑事部が反発していることを伝える。
その理由を説明するも本部長は全く聞く耳
を持たず三上は本部長室から追い出される。
4.二渡とのシーン
(15分頃~17分45秒頃)
本部長室を追い出された三上は、階段途中
で様子をうかがっていた二渡(吉田英作)
に詰め寄る。
三上は別の階段踊り場まで
二渡を連れて行き、そこで殴らんばかりの
勢いで二渡の真意を激しく尋ねる。
立ち去ろうとする二渡に三上が投げつけた
最後の一言、「お前、怖いのか」に二渡が反応。
三上の話では二渡が出世したら最後に座る
椅子は刑事部長の椅子。刑事のけの字も
知らない二渡がその椅子に座るのを
怖がっているという。
だから今回の件は二渡には渡りの船
なのではという含みを持たせるが
二渡は否定するもまんざら外れてない様子。
2人の話は今回も決裂。
5.広報室
(17分45秒頃~19分40秒頃)
記者クラブ総会を明日開く件、
記者は了承したが、長官取材ボイコット
回避のためにはまずは三上から謝罪した方
が賢明と進言する諏訪(新井浩文)。
蔵前が三上に銘川老人の追記レポートを
手渡す。三上から「重要なことか?」と
聞かれ、
「本人にとっては重要なことではないでしょうか」
と答える蔵前。
詳細すぎるレポートにじっと目を通す三上。その様子をうかがう蔵前。
6.飲み屋~自宅:あゆみが現れる
(19分40秒頃~23分50秒頃)
■飲み屋
飲み屋で酒を煽る三上。今まで上司、部下、
記者、家族の間で起こった様々な出来事が
三上の脳裏に浮かんでは消える。
■三上宅前の道路
家の前の道路で三上を待ち伏せして、
ネタをもらおうとする記者山科(辰巳智秋)。
無視する三上に対し、山科はあゆみの
名前を持ち出してしまう。三上は振り返って
くれたものの、山科は胸ぐらをつかまれ
道路に押し倒される。
■三上宅玄関
玄関の上がりかまちに腰を下ろして
一息つく三上。かなり疲れている様子。
うつむいているところに背後からあゆみの
声がきこえる。
「大丈夫?」
はっとして振り返る三上。階段の一番下
付近に笑顔で座っているあゆみ。
「またそんなに酔っ払って」
「今日な、犯人が捕まったんだ」
といつものように笑顔で話し出す三上。
「ふふ、だと思った。よかったね。よかったね」
笑顔で二度頷く三上。前を見てうつ向く。
はっとして後ろを見る三上。
階段には誰も座っていない。
急いで上の部屋へ駆け上がる三上。
その途中、
「大丈夫?」
と今度は下から美那子の声。
美那子はあゆみからの電話を待つために
子機をずっと持ったまま。
「すまん」
「先に、休んでるね」
今度は階段に腰を下ろし
憮然と前を見つめる三上。
7.朝の広報室:諏訪が三上に噛みつく
(23分50秒頃~29分10秒頃)
三上が広報室へ入る。
部下3人に「話がある」と言って、
まず美雲にアミーゴに行って記者たちと
飲んだ感想を聞く。
美雲は本当に窓を開こうとするなら、
戦略を立てないのが戦略になるのではと
三上に提案。
諏訪が反論。でも三上は匿名をやめて
今後は原則実名発表にすると明言。
上を騙して記者クラブには今後実名発表する。
彼らを信じて戦略を捨てると話す三上。
破れかぶれで言っていると反論する諏訪。
刑事部に戻る目処がたったから無責任な
言動が取れるのだと三上を激しく批判。
刑事部からボイコットの件で命令されたが
断ったことを諏訪に話す三上。
刑事部長ポストがキャリアにうばわれる
ことを初めて部下に伝える三上。
その話を聞いて、三上は刑事部よりも
広報部の側についていることを確信する諏訪。
三上は広報室を出て記者クラブへ向かう。
待機命令を部下に出すも、三上の後に続く3人。
8.記者クラブ:匿名問題解決
(29分10秒頃~42分30秒)
■記者クラブ
匿名発表は原則として実名とすると記者に
話すも、信用出来ない記者たち。
その前に大糸市の交通事故の妊婦の名前と
住所を教えろと三上に要求、その要求を飲む三上。
一旦広報室に戻り資料を取ってくる。
■広報室
広報室で三上を止める部下3人。
それを振りきって記者クラブへ戻る三上。
今度は責任が部下にかかことを避けるため
部下に待機を厳命。
■記者クラブ
実名と住所を読み上げる三上
加害者の名前は菊西華子32才。
補足として、菊西がキングセメント会長の
娘であり、同時に公安委員の娘であることが
記者にわかる。隠蔽だと声を荒げる記者たち。
記者クラブへそろりと入る部下3人。
さらなる情報として、銘川老人が翌々日に
死亡した事を話す。今まで隠されていた
ことをくやしがる記者たち。
信用出来ないと記者たちに言われるも、
記者たちの説得にかかる三上。
三上は県警を脱ぎ捨ててここにいるので
記者も新聞社の看板をおろして自分を見ろ。
それがいやなら上に抗議しろ。
そうすれば新しい広報官がくる、と話す。
もう一つの情報として、
蔵前が作った銘川老人の詳細レポートを
長々と話し始める三上。途中あまりにも
詳しすぎて唖然とする記者たち。
銘川老人の生い立ちに読みながら涙ぐむ三上。
その後三上は、長官視察の取材をして
もらいたいと頭を下げて記者に頼む。
■広報室
広報室で仮眠をしている三上。
記者クラブ一同が来室。長官ぶら下がり
の予定質問を秋川(永山絢斗)が三上に渡す。
全会一致で新しい広報官は必要ない。
長官取材ボイコット回避の瞬間だった。
ガッツポーズを取って喜ぶ部下諏訪と蔵前。
目頭を押さえる三上をうれしそうに眺める美雲。
その時妻・美那子から電話がかかる。
無言電話が市内からかかってきたとのこと。
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9.三上の自宅:日吉への電話
(42分30秒~50分50秒頃)
電話をかける三上の背後で祈り続ける美那子。
電話はつながったがそれは科捜研の日吉宅。
日吉(水澤紳吾)は14年間引きこもりである。
日吉の母(佐藤直子)ははじめは息子が
かけたと気づかない。息子がかけたのでは
と三上が話し、日吉の信じられない行動に
涙ぐむ母。電話を部屋の前に置く母。
ドアを開けて受話器を部屋へ持って入る日吉。
階下からその様子を泣きながらじっと見守る母。
無言の日吉にずっと話し続ける三上。
ロクヨン事件の責任は日吉ではないこと、
ミスは一つではなかったこと、
その責任は皆でわかちあうべきだ、ということも。
泣きながら電話に聞き入る日吉。
最後は一方的に電話を切ってしまう。
絶句して立ったまま電話機を見つめる三上。
「大丈夫よ」
「きっと、あなたの気持ちに答えてくれたんだと思う」
「あゆみにもあなたのような人がいてくれたらいい」
「どういう意味だ」
左目から涙を一筋流す美那子
「家族じゃだめなこともあるの」
美那子は立ち上がって台所へ向かうも、
シンクに両手を付いて泣き出す。
一方日吉宅では、階段で泣き崩れる母親。
日吉も14年間毎日届けられている母の
愛情のこもった手紙を手にして震え、泣き崩れる。
10.雨宮宅~広報室:雨宮がいない
(50分50秒頃~52分50秒頃)
雨宮が数日間不在の様子。
長官視察前に不穏な空気が流れる。
広報室に戻るも刑事部に電話が繋がらない
ことを気にする諏訪。三上がかけても
つながらない。広報室を飛び出て刑事部へ
駆け上がる三上。
11.刑事部が丸ごと消えた?
(52分50秒頃~56分20秒頃)
刑事部へ上がるも、電話番1人をのぞいて
誰もいない。捜査一課も鑑識も不在。
何が何だかわからない三上。
外を見ると講堂へ資料を運びこむ数人の姿。
急いで別館の階段を駆け上る三上。
上では部外者を入れないため、
屈強の男2人が警固している。
三上はそれを突破して扉を開くも
2人がかりで後ろへ引き倒されてしまう。
丁度会議が終わったらしく、
御倉(二階堂智)が部長からの伝言を三上に伝える。
「報道協定の締結を要請してください」
「誘拐事件が発生しました」
「ホシはサトウを名乗り現金2000万円を要求しています」
三上の頭のなかで14年前のロクヨン事件の
シーンがフラッシュバックで流れる。
「ロクヨンのホシが、戻ってきたのか」
~エンディング~
特に見どころのシーンは?
今回はヒューマンドラマのような展開
でしたね。そんな流れて進みながら最後に
ドカンと次回への期待感を煽る爆弾を
落としてくれました。
時効直前の14年後、ロクヨンの犯人から
再度2000万円を要求する連絡が入ったこと。
とても衝撃的なシーンでしたね。
次回第4話は大きく話が展開しそうです。
一体どんなドラマになっていくんでしょうか。
今私が望むことは自分の頭のなかから
原作の内容を消し去りたい、ということです(汗)
原作を知らない視点でドラマを楽しめれば
いいのですが…。
◆私的見どころシーン順位
今回少し絞ることが難しいのですが、
何分私の偏見ということでご勘弁ください。
■1位:
6.飲み屋~自宅:あゆみが現れる
■2位:
7.朝の広報室:諏訪が三上に噛みつく
8.記者クラブ:匿名問題解決
■3位:
9.三上自宅:日吉への電話
11.刑事部が丸ごと消えた
3.本部長室:本部長に直談判
2位が2シーン、3位が3シーン、
これは反則かもしれませんね(汗)
1位の選択は異論多いと思いますが、
あくまで私の視点なのですみません。。
理由は私の涙腺がゆるむツボ
をつきまくっていたからなのですが、
実は私の実環境が三上と非常に
似ているところがあるからなんです。
(と言っても私は警察関係者ではないです(汗))
この件については私ごとになるので
また後日に少しだけ書いてみたいと思います。
でも今回も悩みました。。
二渡とのシーンも良かったし、
荒木田の凄みもよく伝わってきましたので。
取り合えず次回以降、各シーンについて
思うところを書いてみたいと思います。
今回の伏線とキーワード
今回の伏線は目新しい物は出てきません。
ですが銘川老人に関するものがありました。
また、度々出てくる言葉も3つばかり
あったように思います。
これらの言葉は伏線になりうるものも
ありますが、原作者のメッセージが強い
言葉だと思います。
今回気がつけば非常に長くなりましたので、
これについては次回に書いてみたいと思います。
⇒ 次回その2:伏線と気になる言葉
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