◆NHK64(ロクヨン)ネタバレと感想第3話その2~今回の伏線と気になる言葉
⇒ 前回その1:全シーン一覧と見どころ順位
⇒ 次回その3:娘・あゆみの幻覚
⇒ その4:記者クラブとの攻防
前回に引き続き、
NHK土曜ドラマ「64(ロクヨン)」第3話の
ネタバレ、感想を書いていきます。
今回のテーマは、
伏線や気になる言葉になります。
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今回の伏線は何?
今回の伏線はどこにあったのでしょうか。
私が見たところ2つくらい。
他にもあるかもしれませんが、
雨宮の不在と銘川老人宅に着信した
留守電の無言メッセージが一番印象に残りました。
◆雨宮の不在
冒頭で幸田の失踪がありましたが、
伏線と言うにはあまりにも派手でした。
雨宮と幸田のラインは、前回第2話で
雨宮宅の翔子ちゃんの仏壇に置いてあった
幸田からの手紙。
今回の幸田が失踪した件、そして雨宮も
ここ数日不在していることを考えると、
やっぱり何か気になります。
雨宮は単に留守しているだけかも
しれませんが、長官視察の直前なので
何かあれば三上に連絡するはず。
それをしないのは、やはり何かしらの事情
が背後にあるのかもしれません。
◆銘川老人の無言電話
無言電話もロクヨンの伏線の一つだと、
以前こちらでもお話しましたが、
今回は銘川老人の電話にメッセージ無しの
留守電が入っていましたよね。
最近はめったに鳴らない電話に留守電が
入っている、これも考えて見れば不自然。
やはりこれはロクヨンの伏線なのかと
思われた方多いと思います。
ズバリ(言い方古いかも)、この留守電も
ロクヨンの伏線であることに間違いありません。
そう言い切れるものが実は既にドラマ内に
表現されてるんです。
この辺りはまだネタバレできませんが、
私は原作を最後まで読んではじめて理解できました。
だから今の段階でこの謎解きが出来る方、
原作を含めていったいどれくらい
いるのかとても興味あります。
無言電話の謎については、
最終回で必ず明らかになりますよ^^
気になった言葉
第3話でも耳に残るセリフや言葉が
割りと多くありました。
例えば荒木田刑事部長の
「この県警刑事部は、東京の天領になるんだ」
蔵前の、
「本人にとっては重要なことではないでしょうか」
妻・美那子の
「家族じゃだめなこともあるの」
もうあげたらきりがありませんよね。
登場人物一人一人が何かいいこと言って
るんですから(汗)
◆「本人にとっては重要なこと」
特に蔵前の「本人にとっては重要なこと」
は原作では三上に軽く衝撃を与えた言葉で
それ以降も何度か出てくるキーワードです。
三上は蔵前のその言葉を聞いて、
長官慰問の2度めのお願いの時に雨宮が
散髪していたこと、そして、半分泣き落とし
の形になったが、頼みもしていないのに、
長官慰問の承諾をしてくれたことを思い出します。
雨宮の散髪は
「雨宮にとって重要なアクション」
だったのではという三上の思いと、
三上曰く、「第三の道」である
「三上自身にとって重要なこと」に
つながっていきます。
原作ではその直後、部下3人に匿名問題に
ケリをつけると話します。
「記者を信じて戦略を捨てる」
あのシーンですね。
「三上自身にとって重要なこと」
これが三上自身を支え続けている
重要なファクターなのだと思います。
◆「大丈夫?」
実はもう一つ、私がひときわ印象に残る
言葉がありました。
それは「大丈夫」という言葉。
日常でも割りと使う言葉だと思いますが、
このロクヨンでは一体どういう風に
使われているのでしょうか。
■娘・あゆみ
三上の幻覚で登場するあゆみが
三上の背後から「大丈夫?」と声をかける。
■妻・美那子
三上があゆみの幻影が消えてハッとなり、
階段を駆け上がる時に階段下から美那子が
「大丈夫?」と声をかける。
■雨宮
次回第4話予告動画で雨宮が三上に言った
「大丈夫ですか」
「あなたは大丈夫ですか」
特に雨宮の「大丈夫ですか」の言葉は
原作では三上にはかなりやさしすぎる
言葉だったらしく、三上は電話口で
涙をこらえるのに必死だったんです。
実は雨宮はあるルートから三上の家庭事情
を偶然知ったのですが、そのルートは
三上に話せないゆえ、このような言葉で
三上を気遣っているというわけです。
(ルートは幸田ではありません)
三上はこの言葉を聞いた時、
娘を亡くし、犯人も捕まらないのに
どうしたらそんなやさしい声が出せるのか
と思ったくらいの優しさだったそう。
だから雨宮の「あなたは大丈夫ですか」は
私の中では伏線の一つになっています。
◆三上と美那子の恋愛のきっかけ
今思い出したのですが、三上と美那子が
つきあうきっかけになった言葉も
「大丈夫」だったんです。
これは美那子の友人が自殺した時に
周りには美那子の様子が普通に見えたのに
三上にはお見通しだったらしく、
その時に三上が美那子にかけた言葉が
「大丈夫か」だったんですね。
それから美那子は三上が気になりだし始め
付き合いが始まり、D県警七不思議の一つ
と言われる「三上と美那子の結婚」に
至ったというわけです。
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まとめ
ロクヨンは各セリフに注目しても
十分楽しめるドラマだと思います。
今更ですが、時間的にも大きさ的にも
とてもスケールの大きいドラマですよね。
5話程度でおさまるものではないと
当初思っていましたが、ドラマのまとめ方が
非常に上手で、今のところ原作と違和感もなく
かなり楽しめているのが率直な感想です。
ドラマを見て原作を読んだほうが
よかったかな~なんて思っているほど(汗)
64(ロクヨン)は大作で内容がとても
濃いため、何度読んでも違う発見がある
ところが長期で楽しめる理由だとも思います。
64(ロクヨン)ぜひ買ってください^^
ところで今回気になったのは赤間が東京に
行っている理由、そして予告動画では
赤間がペットボトルで水かぶってましたよね。
原作では赤間が東京から帰ってきた顔は
かなりやつれて尋常ではないストレスに
さらされたような風貌になっています。
一体東京で何があったのでしょうか。
ただ水を顔にかけるシーンはなかったので
あれはドラマの演出だと思いますが、
その辺りも次回見どころの一つとして
今から楽しみにしています。
あと、長官視察が実行されるかどうかも
気になるところだと思います。
新たなロクヨン事件が発生した今、
長官視察は無事行うことが出来るのでしょうか。
普通に考えてこのような場合は長官視察は
ありえないと思いますが、今回事情が事情だけに
理由を変えて無理やりに実行されるのか、
その辺りが気になってる方多いと思います。
視察のタイミングがとても悪すぎますよね。
私が原作を読んでいた時は、
あっ、これって刑事部が捏造した事件では?
と思ってしまいました。
この被害者の実名が刑事部から
当初明らかにされなかったこともあるのですが
本当にこの64(ロクヨン)は面白すぎます。
第4話も楽しみですね。
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