64(ロクヨン)銘川の人物像.JPG


◆【64(ロクヨン)】銘川老人は誰?~その人物像と役割を考える


最近「ロクヨン」でヤフー検索すると、
キーワードに「銘川」という名前が出てきます。


「娘」や「あゆみ」というキーワードなら
私はわかるのですが、銘川は私の中では
目立たない人物だったので少し意外。


銘川は映画・ドラマとも配役も発表されて
いない登場人物なのですが、考えてみれば
銘川は「ロクヨン」冒頭から勃発する
三上と記者との匿名問題に関わる人物です。


もしかしたらドラマでは案外重要な
役割を演じるかもしれないので、
こちらでも銘川の人物像などについて
少し書いてみたいと思います。


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銘川という人物について


銘川はフルネームで
銘川亮次(めいかわりょうじ)と書きます。

酔って道路を横切ったところを車に
はねられ、意識不明の重体になるのですが
その後死亡してしまいます。


加害者の名前は菊西華子(きくにしはなこ)
銘川は老人なので小説内では銘川老人
呼ばれていますが、菊西の実名を妊婦という理由で
実名を伏せるように三上が命じられたことから
匿名問題に火がつきます。


実はこの菊西華子がある重要人物の娘
だったことから、警察が実名報道は出来ない
本音があったのです。

でもそれが広報官の三上に知らされておらず、
またこの問題が後の警察庁長官の「64」視察の
段取りにかなりマイナスな影響をもたらします。
(記者が行うぶらさがり会見のボイコット)

このことについて三上は上司と記者との間で、
かなり頭を悩ませることになります。


考えてみれば銘川老人はかなり重要な役割を
担っていることになりますよね。



銘川老人の役割は匿名問題だけではなかった


実は銘川老人はこの匿名問題に絡んでいる
だけではなく、『64(ロクヨン)』の
キーワードの一つと言われている
「無言電話」にも少々関わっている人物です。


これは小説後半になるのですが、
『64(ロクヨン)』では冒頭から
無言電話という言葉が割りと頻繁に出てきます。


この無言電話が物語のキーにもなるのですが
実はこの銘川老人の自宅にも、身寄りが
無いためめったに鳴らない電話なのですが、
メッセージが吹き込まれていない留守電がかかっていました。


このことを三上は部下の蔵前の調書から
知るのですが、その時三上にはその意味が
わかるはずもなく、取るに足らない情報の
一つと思っていたことがとても面白いです。

読者もこの時点では、無言電話に
これだけの意味があったのかわからないので
読了した後とても感慨深かったです。



まとめ


小説は文庫本2冊の長編小説ですが
このような伏線もちゃんと回収されて
いますので、読後の充実感はかなりありました。


今回のドラマでも、匿名発表の問題が
あらすじにも掲載されていますので、
銘川老人がどのような表現でドラマに描かれるのか
こちらも見どころだと思います。



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