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◆『64(ロクヨン)』第1話あらすじと見どころ予想


4月18日(土)からスタートする
NHK土曜ドラマ『64(ロクヨン)』

すでに予告動画も配信されています。


ドラマの第1話はどのような出だしになるのでしょうか。


こちらでは第1話のあらすじ
原作を読んだ視点から第1話の見どころ等を
予想してみたいと思います。

『64(ロクヨン)』第1話あらすじ


『64(ロクヨン)』第1話のあらすじを
月刊TVナビ5月号から引用してみたいと思います。


平成14年、地方県警の広報官・三上
(ピエール瀧)は、警察庁長官の視察が
あると告げられる。

昭和64年に起きた未解決誘拐事件の
被害者宅を慰問し、死体遺棄現場を視察
したいという。

「64」に刑事としてかかわっていた三上は
突然の視察をいぶかしむ。

そんな三上には、もうひとつ心を痛めて
いることがあった。

実は1ヵ月ほど前から、高校生の娘が
行方不明で音信不通となっていたのだ。

※出典:月刊TVナビ5月号



原作の視点から第1話あらすじを見る


『64(ロクヨン)』第1話あらすじを
読んだ感想ですが、原作と全く同じ内容です。

寸分違わず原作通りのあらすじでした。


あらすじで書いてある、
「警察庁長官の視察」は、
表向きは時効寸前の未解決事件
『64』の激励となっていますが、

実は裏には警察本部と地方警察との
間にわだかまっている、特に地方警察に
とっては存在意義そのものに関わる
重大な問題が隠されています。


少しネタバレになりますが、
それは人事に関することになり、
その事実を知る者はドラマ舞台のD県警の中では
ほぼいなかったことから様々な憶測が飛び交います。


そんな中で長官視察のお膳立てとして、
慰問する遺族の了承、及び記者の根回しを
担当させられた元刑事の広報官三上は、

遺族の雨宮に断られ、記者とも別の一件で
対立して取り付く島もない状態になります。


この絶体絶命の中、長官視察の期限が
刻一刻と迫ってきます。


上層部から圧力をかけられる三上、
そして記者との対立、加えて家庭内では
三上の娘・あゆみが疾走しています。


原作者横山秀夫さんが、三上にはかなりの
負荷をかけてしまって申し訳ないと話している通り、
主人公の三上には極度のストレスが
全般に渡りかかりっぱなしの状態になり、

時折胃痛やめまいに襲われながら
広報官という難しい立場の中で、
三上は職務を全うしようと奮闘します。


この辺りをドラマではどう描くのかが
ドラマ全般の厚みにもかかわってくると
思いますので、第1話目はその辺り
どういう展開になるのか期待したいところです。



まとめ


気になるところでは娘・あゆみの配役です。

まだ発表されていませんが、
娘のあゆみ役には誰がキャストされるのでしょうか。


入山杏奈さんの役柄がまだ発表されておらず
今の時点では入山杏奈さんが有力と
予想しているのですが、ちょっと自信がありません。


ところで、映画の方は娘役は発表されておらず
もしかして娘不在、もしくはキャスティング
されないのかもしれません。


その理由を想像すると、三上の娘の
失踪原因は父親の顔の醜さを受け継いだ
あゆみ自身の顔にあるのですが、

映画では主人公三上役は佐藤浩市さん、
三上の妻役は夏川結衣さんなので
子供の顔が醜いという手は使えません。


疾走したとすれば他の理由を設定する
必要がありますが、そもそも娘の疾走を
無くすことで、事件や警察内の出来事について
より深く焦点をあてられるので、
映画の性質から考えてそれもありかなと思います。


それに反してドラマでは
あらすじからすでに娘が存在し、
予告動画でもあゆみからの電話を待っている
三上夫婦の様子が描かれていましたので、
その点はとても安心しています。


なぜなら原作を読んだ者にとっては、
三上の家庭の事情は小説全般に渡る
三上のストレスにさらに負荷をかけ、

また人物像にも共感を持ちやすいので
ドラマ全般の深みがさらに増すと思うからです。

なのであゆみの役割
かなり大きいものだと感じます。


映画よりもドラマが好き、と思えるような
仕上がりをかなり期待しています。