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◆NHK64(ロクヨン)第3話ネタバレと感想その4~記者クラブとの攻防


その1:全シーン一覧と見どころ順位
その2:伏線と気になる言葉
その3:娘・あゆみの幻覚


NHK土曜ドラマ「64(ロクヨン)」第3話で
一番長かったシーンは何だったのでしょうか。

そう、広報室のシーンを前後中に挟む、
記者クラブでのシーンですよね。


広報室での目を真っ赤にした諏訪
(新井浩文)と三上との対決も
手に汗握りましたが、その後の記者クラブ
と揉めあうシーンも見どころでした。

記者を納得させて長官取材ボイコットを
回避させたあたり、かなりすかっとした
場面だったように思います。


このシーン、時間にすれば
ドラマの1/3にあたる20分近くあったんです。

あの第1話の雨宮の身代金を点々と運ぶ
シーンでさえ11分くらいだったので、
このシーンは特別意味のあるシーン
とらえてよいのではないでしょうか。


原作ではこの場面、
どう描かれていたのでしょうか。

こちらでは気になるその点を
少しまとめてみたいと思います。


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原作でも諏訪が三上に噛み付いた?


ドラマでは諏訪が三上に噛み付いたシーン
かなり見応えありましたよね。

諏訪の目が赤かったのも気になりましたが
目が血走っているようにも見えましたので
とてもリアリティある演出だったと思います。

考えてみれば諏訪は5年間広報室勤務なので
今回の件、三上以上に心労が溜まって
いるのかもしれません。


それはさておき、原作でも今回の諏訪が
三上に楯突くシーン、加えて記者クラブでの
シーンはドラマのままだったのでしょうか。


結論から言うと、ドラマと原作は
驚くほどほぼ同じような感じでした。
セリフも原作にほぼ忠実。

雰囲気的にもかなり原作に沿った作りに
なっているので、後から原作を読んで驚いたほどです。


流れから見れば些細な事ですが、
原作とドラマの違いはどこにあったのでしょうか。
下記に少しまとめてみたいと思います。



広報室と記者クラブのシーン、原作とドラマの違いは?


以下、原作とドラマの違いを
箇条書きにしてみます。

1.ドラマではシーンは朝からはじまるが、
原作では午後から起こった出来事


2.原作では広報室でのシーン、
三上は広報室のドアノブに「会議中」の札を
下げての会議だった。
三上が広報官になってから初めて
広報室の扉を閉ざしたのだそうです。


3.蔵前の「クラブではなく上を騙すんですか」
というセリフは原作では諏訪のセリフ。


4.諏訪の三上に投げた
「あなたたち刑事は刑事以外の仕事を見下している」

のセリフは三上が来春で広報室を見切った
と判断してそのわがままぶりへの言葉でした。

でも原作では、諏訪のこの台詞の前に
ドラマになかったある出来事がありました。

銘川老人をはねた菊西華子を匿名にした
理由が菊西が公安委員の娘だったから
ということを三上は部下3人に話すんです。

今まで妊婦だったから匿名にしていたと
思っていた諏訪ですが、組織が傷つくなら
匿名発表も正しい判断かもしれないと
三上に話します。

その後間髪をいれず「本気でいってるのか」
と三上から問いただされて言った、いわば
売り言葉に買い言葉的なシチュエーションでした。



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5.一旦記者クラブから広報室に戻った時に
原則実名発表はやめるべきだと部下3人が
三上を止めに入ったシーンは原作の方が
迫力ありました。

原作では、三上が部下の言葉に逆らって
記者クラブへ向かおうと廊下へ出た直後、
三上は諏訪に腕を掴まれます。

「最後の進言です。広報官、やめて下さい。
これをやったらあなたの首が飛びます

と諏訪が三上に言うのですが、その後、

「私は……この先も……引き続き広報官の
下で仕事をしたいと思っています」


と話すんです。

あれ、これはドラマでは蔵前(永岡卓也)
が言ったセリフですよね。

蔵前は原作ではドラマ以上に存在感が
薄いので、ドラマでは脚本上もしかして
気を使ったのかもしれません。


6.三上が仮眠していたのは大体40分位で
前日は一睡もしていなかったことから
自然に目がとじていたとのことです。

その際に三上は娘・あゆみの夢を見て
おり、その夢はあゆみが
「パパ、まだ目をあけちゃダメだよ」
といいつづける夢でした。



まとめ


匿名問題が無事解決しましたが、
三上が考える匿名問題の功罪は、
加害者よりも被害者の名が消えてしまうこと。

その為に銘川老人について記者は
ノーマークで亡くなったことさえも
知らなかったと三上な嘆きます。
それは記者と広報の共犯なのではないかと。


このような匿名問題ですが、
これがまた、新たな火種になってしまいます。

ロクヨン模倣事件が発生したからです。
特捜本部自体が被害者の名前を匿名に
しているので三上にはどうすることもできません。

だが記者はだまっていない。
次回第4話ではこの問題でまた三上は
様々に奔走することになります。


そんな中でまた新たなドラマが生まれる
わけですが、第4話も期待して見たいですね。


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