NHK64（ロクヨン）ネタバレと感想第2話その3～柿沼と三上の車内シーン

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◆NHK64（ロクヨン）ネタバレと感想第2話その3～柿沼と三上車内シーン

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NHK土曜ドラマ「64（ロクヨン）」第2話で
やはり一番の見どころといえば
「スーパートクマツ駐車場のシーン」
と答える方が多いのではないでしょうか。

私も例外ではありませんが、
こちらでは三上が柿沼を落とし、
幸田を発見するまでのシーンを原作と
比較して考えてみようと思います。

スーパートクマツでのシーン

このシーンは三上が14年前に発生した
ロクヨン事件の自宅班である柿沼宅を尋ね、
幸田メモの存在を聞き出そうと
するのですが柿沼はあいにく留守。

柿沼・妻から柿沼がいつも車を止めている
スーパートクマツを教えてもらいます。

その足で三上はスーパートクマツへ
向かうのですが、ここでロクヨン事件の
隠蔽や幸田メモの全貌を知ることになります。

ちなみにスーパートクマツのロケ地は
こちらにも書いていますが、
群馬県みどり市にある「さくらもーる」

「64(ロクヨン)」第2話のスーパートクマツのロケ地は、群馬県みどり市大間々町大間々40の「さくらもーる」#ロクヨン pic.twitter.com/AZ9sfarchk
— ロケ地マニアックス (@LocationManiacs) 2015, 4月 26

スーパートクマツでのこぼればなし。

【ロクヨンこぼれ話】スーパートクマツのシーン撮影中のこと。警備員の萩原聖人さん、ふつうに買い物に来た人たちから、萩原聖人さんとは気づかずに「これ、もしかして６４？ここトクマツ？」と、聞かれたそうです（笑）群馬の方の「６４愛」が感じられるエピソードでした。#NHK #ロクヨン
— ＮＨＫドラマ (@nhk_dramas) 2015, 4月 25

原作ではどうなっている？

この名シーン、
原作ではどうなっているのでしょうか。

話は少し反れますが、
このドラマ「６４」は本当に原作に忠実に
書かれていると感心しています。

第1話の身代金受け渡し場所を転々と
した箇所はほぼ原作通りでしたし、
今回の柿沼のシーンもほぼ同じでした。

若干原作と違うところはありましたが、
下記のように枝葉のところです。

１．柿沼の車は原作では「深緑のスカイラン」。
柿沼妻の話ではものすごく古いとのこと。
ドラマでは車の色は白でしたよね。

２．ドラマでは三上はロックしていない
柿沼の車の後部座席にいきなり乗り込み
ましたが、原作では車にはロックがかけら
れており、三上が窓ガラスをノックして
柿沼が開けるという流れになってます。

柿沼が目を大きく見開いで絶句するシーン
は原作と全く同じ。三上の取り調べ？に
顔色を変え動揺するのも原作通りのイメージです。

ちなみに三上が後ろ席からサイドブレーキを
かけて柿沼の発進を阻止するのも原作のまま。

ドラマでは30分20秒～41分45秒くらいの
シーンですが、高橋和也さんで大当たりですね！

ところで見どころのあるシーンは
初回の身代金のシーンと同じく
10分以上はしっかり持ってくるんですね。

第3話でも10分以上のシーンが
あることを願っています。

ドラマには出てこなかった三上の殺し文句

原作の柿沼とのシーン、ドラマでも見応えが
ありましたが、原作ではかなり濃密に
書かれています。

例えばドラマでは三上が柿沼に言って
なかった殺し文句が2つばかり存在するんです。

「俺は今日、お前と会っていない。　話もしていない──言え」

「聞け。俺の口からお前の名前が出ることは生涯ないんだ。俺もお前も幸田も生き残れる。俺とお前と幸田の家族も無傷だ。他にいい手があったら教えろ」

※引用：横山秀夫原作「６４」上巻（文春文庫）

一発目の三上が賭けた殺し文句

「お前、上を庇って下を見殺しにするのか」

はドラマのセリフでもありましたよね。

幸田の性格についての補足

幸田の性格はドラマで柿沼が語っていた
通り、正義感が強くてとても良い奴なんです。

ドラマでは解説されてませんので、
こちらで少し補足してみます。

たとえば幸田は翔子ちゃんの月命日には
必ずお墓に出向いて線香を上げているそうです。

去年、雨宮の妻が亡くなった時も、
こっそりお参りに行ったとのこと。

ドラマでは語られませんでしたが、
雨宮の奥さんの葬式には自宅班４人は
来てませんでした。

これは三上の話によるとかなり不自然な
ことらしく、ましてや柿沼はその後も
ロクヨンの専従班なのでこない事自体かなり不自然。

このことから三上は
自宅班が雨宮宅の敷居を跨げない理由が
何かあるとふんだわけなんです。

まとめ

今後の見どころは幸田メモの情報を
三上はどう使っていくのかになると思います。

この第一級の隠蔽工作の行きつく先は
いったいどこになるのでしょうか。

第3話が楽しみですよね。

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